こんにちは、不動産売却活用事業部の下山です。
不動産取引において、物件の引渡し後に買主から使えない箇所があると報告されるケースは稀にあります。
このような状況での責任と費用負担はどのようになるのでしょうか?
今回は「契約不適合責任」とその適用について解説します。
【契約不適合責任とは】
・売買契約が成立した物件について、契約時に合意された状態と異なる場合に発生する売主の法的責任です。
【具体的には?】
・物件に隠れた欠陥があった場合や、契約書に記載されていた設備の一部が機能しないといった事態がこれに該当します。
・この責任は、物件の瑕疵が原因である場合において、売主が負うことが一般的です。
・つまり、買主が引渡し後に問題を発見した場合、基本的には売主が修理費用などを負担する必要があります。
自社で扱う売買取引の場合の免責
しかし、私たちが扱う売買契約の取引では、契約不適合責任を原則として免責としています。
これは、物件の状態を事前に十分に調査し、故障箇所やその他の問題点を買主に明確に伝え、
理解してもらった上で購入してもらうためです。
契約書にはこの点を明記し、双方が納得の上で取引を行うことで、後日のトラブルを防ぎます。
安心して取引を進めるために
【事前のチェック】
・物件の状態を詳細に検査し、問題があれば事前に修正するか、契約書にその状態を記載することが重要です。
【透明性の確保】
・契約書に物件の状態を明確に記載し、買主に対して完全な開示を行います。
・これにより、後からの誤解を避けることができます。
【専門家の意見】
・物件の状態について不明確な点があれば、不動産の専門家や建築士に相談することをお勧めします。
まとめ
物件の引渡し後に問題が発生した場合の費用負担については、契約内容が最も重要です。
特に個人間取引では、免責事項を契約書に明記し、双方の理解と合意のもとに取引を行うことが不可欠です。
不動産取引を安心して進めるためにも、正確な情報の提供と透明なコミュニケーションを心がけましょう。
以下のようなことでお悩みの方も、ぜひご相談ください。
・福山市にお住まいの親御様から物件を相続したが福山市に行くことがなく、今後住む予定もないため売却を検討している。
・他県に転勤で引っ越しが決まり、当面戻る予定もないが、家(マンション)をどうしたら良いか分からない。
など、お困りごとのご相談からでも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
物件の査定から活用方法のご提案、その際のお手続きなど、誠心誠意お手伝いさせていただきますので、ご遠慮なくお申し付けください。
https://www.lifuku-baibai.com/
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LIFUKU福山売買センター
中国バス不動産株式会社
下山 晃史(しもやま あきふみ)
TEL: 084-999-3603
住 所:福山市御幸町上岩成856-1
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